月の下のリトルシンガー
月明り深い森で泣き声がきこえる それはずっと遠い昔の御話でした
歪んでるひとり彼が訪れたのはなんて素敵なメロディーでしょう
光の場所で何も言わずそこに来た 三角帽子と長い髪
少女が小さく見えてから星が届きました
『もう泣いてばかり、誰にも言えなくて世界中に置いてかれたような。答えがほしかった、わかってもらいたくて、ずっとずっと夢に思ってた。』
『ねえ、もしも願いがひとつ叶うなら君は夢を叶えられると思う?月の下でどんな歌を歌うだろう。 消えない…それは魔法のメロディーfor you』
少女の背にアコスティックギター
歌いに来たようです
『君の傷を治してあげたい。』
そう言われ 彼は今までにない感情に気づきました
心の声が届いたのは少女にだけ
それから言いました
『歌いにきたの。』
『同じだけ笑えない…同じだけみんなと眠ることなんてない。 寂しさ持ち寄って、孤独と戦って夜を…夜を越えてきたんだ。』
『そんな膝を抱えグッとこらえた君に、愛を伝えたくて僕がいる。見上げてごらんよ!世界はこんなに君を君を受け入れてるさ!今日から大丈夫!』
『あぁ…ありがとう。』
『僕は歌ってないとダメなんだ。』
静寂な森に響いた歌が、狼を変えた幻の夜
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